感染症・食中毒予防対策について(ノロウイルス)

 感染性胃腸炎の患者発生は、12月の中旬頃にピークを迎える傾向があります。
このうち、集団発生例の多くが、「ノロウイルス」によるものだとされています。
今シーズンの発生届出数は、過去10年と比較して低く推移していますが、集団発生は依然確認されていますので、引き続き注意が必要です。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒の発生予防対策(Q&A)

〇感染性胃腸炎はどんな病気?
・1年を通して発生しますが、冬は特に患者が増加します。
・主にノロウイルスの感染により発症します。
・手指や食品を介して経口感染します。
・主な症状は、嘔吐、下痢、腹痛です。
・子どもやお年寄りは重症化したり、嘔吐物を誤って気道に詰まらせて死亡することがありますので注意が必要です。

〇治療方法は?
・抗ウイルス剤はありませんので、対症療法となります。
・水分と栄養の補給を十分に行いましょう。
・脱水症状がひどい場合には早めに病院を受診しましょう。

〇予防方法は?
・特に、調理の前、食事の前、トイレの後には、しっかりと手を洗いましょう。
・患者の嘔吐物や弁には大量のウイルスが含まれていますので、2次感染を防ぐため、嘔吐物、おむつなどの取り扱いには十分注意してください。
・調理の際は、中心部が85℃~90℃、90秒以上となるようにしっかりと火を通しましょう。

〇嘔吐物の処理方法は?
・嘔吐物やビニール手袋、マスクを着用して処理しましょう。
・消毒にはアルコールでは不十分なので、市販の次亜塩素酸ナトリウムを適切な濃度で使用して下さい
・処理後はしっかりと手を洗いましょう。


ノロウイルス等検出状況 2020/21 シーズン
www.niid.go.jp/niid/ja/iasr noro.html

ノロウイルスに関するQ&A(最終改訂:平成30年5月31日)
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/s hokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204 1.html

ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット
www.mhlw.go.jp/content/11130500/000685509.pdf

ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画)
www.youtube.com/watch

大量調理施設衛生管理マニュアル(平成9年3月24日付け衛食第85号 
別添(最終改正:平成29年6月16日付け生食発0616第1号))
www.mhlw.go.jp/file/06 Seisakujouhou 11130500 Shokuhinanzenbu/0000168026.pdf

ノロウイルス食中毒対策について(平成19年10月12日付け食案発第1012001号)
www.mhlw.go.jp/shingi/2007/10/s1012 5.html



 

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